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住まいづくりの知識

今週の1冊 〜世界の夢の集合住宅〜

ヤコブセンやフランク・ゲーリー、ブルーノ・タウト
などが手がけた世界中のワクワクするするような
集合住宅たち。

デンマーク、ドイツ、イギリス、フランス、スペイン
、オーストリア・・圧倒的にヨーロッパの国のもの
が多いです。
どの建物もほぼ共通しているのは

利回り重視で狭い土地からできるだけたくさんの
利益を得るかだけ、では考えられていないだろう、
と思えること。

2008年につくられたデンマークの「マウンテン」、
2005年のVMハウスは世界で人気建築家、
ビャルケ・インゲルスがてがけているけれど、すべての
住戸からの眺望や陽光、庭など住む人の暮らしの
豊かさを満たすように考えられています。

「集合住宅」、集まって住むことのメリットが最大限
生かされて更に個々の暮らしの豊かさを実現できる、
それが「夢の集合住宅」ということでしょう。

人の住まいを金融商品の側面だけで考えないで
「人の住む場所」として思いを込めることが
これからの集合住宅の魅力と強みになっていく、
そんな時代なのだと思います。