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住まいづくりの知識

築25年〜30年の住宅の断熱性能

築25年の住宅も1戸1戸それぞれで、環
境は同じではないですが、まず
サンプルとして1つ計算してみようと思い、
外皮面積(外部に接している面積)などを
計算プログラムに入力して数値を出してみ
ました。

この時代は住宅ローンとして「住宅金融公
庫」・・
今の住宅金融普及協会 フラット35など
に該当する融資を利用することが多く、そ
の際は少なくても
「公庫基準」は満たしています(多分・・)

実際に壁の中は壊さないと現状は確認しづ
らいのですが、床下は潜って確認!

ここは施工会社がしっかり施工していたの
で今も変わらずしっかり断熱材がついてい
ました。

この頃のグラスウールは今のように種類が
たくさんなかったと記憶していますが、そ
の頃は、「断熱」に注目する感じもなく、
いつも使う断熱材をただ漫然と使用してい
たケースも多いのではないかと思います。

壁、床下、天井にはグラスウール 10K
相当 50mm
外部建具は アルミサッシ ガラス 単板
 ・・・

など図面から読み取れる限りの条件は入れ
ていきます。

結果・・・
 外皮の平均熱貫流率(UA値)1.68 ❗️

愛知県は6地域  熱貫流率の基準値は 
0.87(断熱の性能を考える基準値は北海道
から沖縄までの気象条件を考えて8つに分
類されています)

基準値を達成するためには何をすればいい
のか、ですが

やっぱり一番熱を損失する箇所は 「窓」
です。
古い住宅は単板ガラス+アルミサッシ、ま
たは単板ガラス+木製建具ということで、
「家の中が寒い」大きな要因です。

計算してわかったこと。

グラスウールの性能がそうでもなく、厚
みも薄いけれど、断熱材が入っていれば、
数値的にはそれほど悪くならない。

今回の計算結果でも外壁だけでみれば基
準値をクリアできているようなのです。

ところが「窓」・・・・・・・
アルミサッシ+単板ガラスの 熱貫流率
は6を軽く超えてしまっている・・・・・

なのでまず、第1段階 断熱改修は
「窓」です。

できるだけ費用をかけずに、できる限り暖
かくなるようにということで

インナーサッシ、もしくは 断熱ブライン
ドのいずれかの選択で進めたいと思います。