プラネタリー・バウンダリーと持
続可能な開発」
はストックホルム レジリエンス
センター所長、J.ロックストロー
ム氏の著書でSDGsのもととなった
考え方です。
プラネタリー・バウンダリー
・・・地球の限界
この本の中でロックストローム氏
は
産業革命以降の前例のない世界経済
の成長による影の部分、
化石燃料の使用によるCO2濃度、
農業や工業による土壌中の窒素濃度、
窒素汚染、熱帯雨林の喪失、生物多
様性の破壊・・・
それらを
これまで驚くべき回復力で吸収、修
復してきた地球も限界にきている、
環境モデルを犠牲にした経済成長モ
デルは真っ赤な警告ランプが点滅し、
代償を払うべき期限が迫っている、
安定した気候、充分な淡水の供給、
清浄な空気、生物多様性、正常な
成層圏、大気圏、水圏、生物圏、
氷圏によってこれまでの経済発展
が生み出されていることを忘れて地
球を操作し、身の丈以上の生活をす
るために地球を搾取し続けることは
できないのだ、と。
いますぐに
「自分だけの利益ののために自然資
源を浪費する生活様式から地球全体
の回復力の強化に資する生活様式に
速やかに移行すること」
が重要で、もう時間的猶予はないと
言う。
こんなスケールの大きな話の中でそ
の問題点を理解したところで、小さ
な小さな一人の存在で何ができるの
かと立ちすくんでしまう・・・
それでもこれまでの経済成長による
恩恵を受けてきた世代の責任として、
子供達、そしてこれから生まれてく
る命のために何もしないでいるより
、小さくても自分の置かれた場所で
取り組めることにエネルギーを費や
そう、と考えます。
住まいに関する省エネ、温熱環境へ
の取り組み、資源を有効に活かすた
めの既存住宅の温熱改修について身
近な人たちへ伝えていくことから始
めようと思います。
住まいの断熱、省エネ改修に関する
知識について自らの学びとともにこ
のブログでもご紹介していきます。
参考 URL
https://www.maruzen-publishing.co.jp/files/書籍営業部/カタログPDF/小さな地球の大きな世界_パンフレット.pdf