中学2年生の時だった(ずいぶん古い
話ですが)と記憶しているが、生物の
浅井先生が授業に入る前に猿山の猿の
話とかをしてくれてみんなそれをすご
く楽しみにしていました。授業の本題
に入ろうとすると、もっと聞きたいと
皆、せがんでいました。
私の自然科学、生物好きは多分、そこ
から生まれたように思います。
なので、五箇先生の話を聞くのはとて
も好きでダニの画像も五箇先生と一緒
に登場すると、かっこよく見えたりし
ます。
コロナウィルスの世界中での感染は
「生物多様性の劣化、人間の様々な
活動により生息域が破壊され「史上
最悪の絶滅時代」となり、住処を失
ったウィルス、病原体が新たな住処
を求めて拡散している」
ということになるという。
生態系のバランスからすると最も強
い生物種の数が少ないことでバラン
スが保たれていた。生まれたての赤
ちゃんは目も見えず、立つことはお
ろか自分で移動すらできない弱小動
物なはずの「人」が知恵と道具を使
えたことで生態系の最強のポジショ
ンにたってしまったことが生態系に
起きた異常なこと。
今や世界中の人類の数は70億人を
超えているが、生態系のバランスと
しては2000万人くらいが適正な
のだそうです。
地球の資源も何もかも、独り占めし
て好き放題使い倒して長年過ごして
きてしまったことで、すっかりそれ
が当然のように思い込み、地球の生
態系の一部として生かされている、
という事実を忘れてしまっているか
のような暮らし方をしているのだと、
この本を読んであらためて気付かさ
れた。
おすすめの本です。
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