昨年に北欧(フィンランド・スウェーデン)の
建築を見る旅に出かけた時、すっかり
北欧の空気に魅せられて1年に1度は行きたいね、
などと同行した娘と話をしていた。
経済的に許される範囲であれば、世界中どこでも
自分が行きたい時に行くことができると、なにの
疑いもなく思っていた。
国内であれ、海外であれ無人島以外はその地で
日々の暮らしを営み生きている人達がいる。
その地はその地に暮らす人達によって造られ、護
られ歴史を積み上げてきているからこそ、訪れてみ
たい魅力を持っているのだという、極々当然のこと
に、今のコロナ感染拡大で自由にどこにでも行ける
わけではない状況になって、あらためて気付かされ
た。
こんな素敵な経験と感動を与えてくれる場所を
訪れることができたと感じたら、同時にその
地に暮らす人々に ありがとう、また訪れて
いいですか?という感覚を忘れてはいけないと
思う。