2世帯住宅 その1
前回のブログ、「親の介護と住まい」で
高齢となって、2人の暮らしに不安を
感じ始めたときの解決方法の1つ、
「子どもと同居」をする場合・・・
親の家を2世帯住宅に改装して住むことは
相続の観点からは親子ともにメリットが生まれ
、そして親が高齢化して介護が必要になり、
施設で暮らすことが必要になる場合の資金の確保
を考えても有効で、経済的なメリットが十分あります。
長年別々に暮らした別々の世帯が
一緒に平穏に暮らす住まいにするためには
それぞれの希望を聞き、ある部分は譲り合い、
お互いに納得できるリノベーションのプランを
完成させることが大切ですが、当事者だけでは
なかなかまとめることが難しい部分でもあります。
「設計事務所」は設計だけでなく、他の
専門家と協力しながら土地探しのサポートや
資金計画のサポート、などお客様の計画全体が
安全に確実に完成するように働くお仕事です。
家族はそれぞれ、同じ形はありません。そして
2世帯のそれぞれの暮らしを考えて空間をつくる
のは更に簡単ではありません。
いわゆる一般的な「定型プラン」というのでは
サイズに合わない服を着ている感じでしっくり
いきません。
2世帯だからこそやっぱり「オーダーメイド」が
必要になるのです。