建物探訪
2019.09.05
北欧【2-1】 夏の家 / アスプルンド
ストックホルムのホテルから小一時間ほど
のステンネースというところにアスプルンド の
夏の家はありました。
この夏の家ができた当初(1937年)は電気も
ガスも、もちろん水道もひかれていない状態で
、お風呂などもなく、トイレは今も家の裏の小
高い場所にあるコンポストのトイレ。(1つの
小屋に2つのコンポストトイレが並んでいます。
写真は撮り忘れました💦)
どんなにか不便だったかと想像しますが
シャワーやお風呂の代わりは湖での水浴びだっ
たりと自然の中での自然な暮らしを心地よく楽
しんでいたのだと思われる、と窓の研究をして
いて夏の家の窓改修で、この地に滞在している
東京工業大学大学院生の平尾しえなさんのお話。
スウェーデンやフィンランドの「サマーハウス
」は自然の中に身を置くことで自分の心身のバ
ランスを回復させる・・・ための大切な場所。
私たちが訪れた時には丁度 保存のための
窓の改修工事中でほとんどの窓が外されて
合板で塞がれていました。
全体の窓のオリジナルな状態を見ることができ
なかったのが少し残念です。
傾斜した自然の地形に沿って建てられています。
階段の踏み板の取付けの様子
階段幅 1000mm 蹴上 165mm
踏面 240mm
敷地に沿って建てられているので
高低差がそのまま屋内の高低差に反映されま
す。玄関からステップを上がるとキッチンと
食事スペースへ。
食器棚 のドア取手のデザイン。
この日は私たちのためにお茶とお菓子を準備
してくださっていました。
家の方向から湖を見て。
湖の桟橋