空き家問題とか、今は色々なところで取り上げられて、
すっかり旬なテーマとなりました。でも・・実際に解決
する道筋はしっかりできたわけではありません。
多分、大手事業者さんが手がけられると、改修して利用
する割合より解体〜新築、のケースの方が多くなるのでは
と思います。
子育てや通勤に便利な場所に家を持った人が、やがて
子育てを終え、定年を迎えようとする年代になった時、
住まいに求める条件も変化します。
通勤や学区を気にしなくても良くなり、家族も独立して
そんなに広い家でなくても良くなって、
もっと便利な中心部のマンションへ、または静かな郊外や
地方へ移住を考えた時、
愛着のある我が家を、
子育て世代を応援するという素敵な役割を持ちつつ
機構に借り上げ続けてもらう、という制度もあります。
若い世代の人たちが、経済的な負担をできるだけ
小さくした中で、暮らしにゆとりを持って、豊かな
子育てをできる環境づくりのお役に立てたらと思って
います。
私自身が2人の子供を育て、子供にとって、お家の周辺の
環境がとても大切だと実感してきたからこその思いでも
あります。
ひと昔前の、子供はみんなの宝もの、地域のみんなで育てる、
という感覚を呼び戻して、50歳を超えて、自分たちにとっての
役目を終えた愛おしい我が家をこれからの人たちの役に立てて
もらうことで、子育て世代を応援してくださる方の輪を広げて
いきたいと考えています。