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ついの住まいづくり

高齢期の健康で快適な暮らしのための住まい

国土交通省の「高齢期の健康で快適な
暮らしのための住まいの改修ガイドライン」
http://www.mlit.go.jp/common/001282248.pdf

以前、コトトマブログでも健康寿命と住まいの
お話を書かせていただきました。

・一般的な定年退職年齢から平均寿命までが長
くなってきていること、
・介護が必要になってもそのまま自宅で暮らし
続けていたいという人が半数をしめること

から、元気なプレシニアの50代から、介護が
必要になるかもしれない年齢までを想定して
生涯を快適に過ごすことができるように自宅の
改修をするためのガイドライン。

国にとっても、個人にとっても、元気な時はも
ちろん、介護が必要になってからも、自宅に住
み続けながら必要なサービスを受けることで
快適に暮らすことができたら、それが一番幸せ
なことと思います。

今の日本の仕組みと状況のまま進んでいけば、
多くの人が、どこかで「高齢者施設」へ入居
することが必要になっていくのですが、現在
でも施設が定員いっぱいで、すぐに入居する
ことができなくて待っていたり、その間、他
の施設を転々としたりと、高齢者にとっては、
精神的にも肉体的にも大きな負担があるよう
な状況が現実です。

個人的な住宅の改修だけではなくて
行政による町の作り方やサポート体制の構築
があってはじめて「高齢期の健康で快適な暮
らしのための住まい」が実現するのだと思い
ます。

自宅がどの地域にあるのか、どんなまちづく
りをしている地域に住むのか、プレシニアの
時から考えはじめてみませんか。