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住まい循環プロジェクト

住宅双六から考える 若い世代の住宅取得

戦後復興と経済成長のため、都市部に多くの人
が移り住み、不足していた住宅を一定レベル
以上の品質にし、短時間で充足させるために
公団住宅の建設やプレファブリケーションによ
る工業製品化した住宅がみるみる普及し、日本
はどんどん豊かになりました。

そんな時代に多くの人が、いわゆる「住宅すご
ろく」の「上がり」=「夢のマイホーム・郊外
一戸建て」を目標に働いて、住宅ローンで大き
な借り入れをしました。
それは、これからもずっとずっと経済成長が続
き、お給料も年々増えていくと誰もが何の疑い
もなく信じていたから出来たこと、だと思いま
す。

今は、戦後復興でも、高度経済成長期でもなく、
今後は人口は減少し、高齢者の割合が増えてい
き、日本の技術は今後の競争で勝ち残ることが
できるのかが不安視され、これまで以上に先の
ことなんて見えない(いつの時代も見えないの
だけれど・・)という感覚に不安を覚える人が
多い時代だと思います。

そんな風に状況は大きく変わっているのに

今も多くの人が結婚したら「家を買う」のが一
人前の大人としての証、のように思わせられて
いる、あえて「思わせられて」と言ったのは
「常識的なこと」として「刷り込み」されてし
まっている部分が大きいと感じるからです。

そんな固定的な思い込みを一度リセットして
今の時代に起きていること、これからの時代は
どう変わっていくと想像できるのか、を30代
までの方々は柔らかい頭で考えることができる
と思います。

社会保険負担や働く環境の変化、法改正、どれ
も現役世代にとって優しいものではありません。

子供を育てていく世代をすべての世代で応援し
ていく仕組み、その「住まい部門」が
コトトマが提唱する「住まい循環プロジェクト」
です。

具体的にどうしたら、循環が実現するのか、
自分の子供世代を応援したいという思いを共有
できる50代以上の「おとな」の皆様の「思い」
と「力」が集まれば、きっと実現できると信じて
います。