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住まいづくりの知識

プランニング編 〜床材について〜

住宅の床材といえば、木質系フローリング
以外の選択肢が無いかと思うほど、ほぼ
フローリングを選択されることが多いか
と思います。

そんな状況の中でも木質系と言っても無垢
材から、突き板、樹脂に木の模様のプリント
を貼ったもの、見た目では全く見分けがつか
ないほどプリント技術が高くなっています。

店舗など直接肌が触れない施設などでは、長
期間美しく保てる耐久性とメンテナンスのし
やすさを優先して素材を選ぶことも大切です
が、裸足で歩く日本の住宅においては、「無
垢材に見える」ことに意味はないと考えてい
ます。

人の肌に触れる感触、本物の良さを肌で感じ
て暮らす、温かな自然の恵みを肌で感じる住
まいで育つことは感覚を育てる上でも子供達
にとっては特に大切です。

無垢材も節ありと無節では予算が大きく違っ
てきます。節が多くてもいいという場合の部
屋のイメージのつくり方と無節で行きたい時
のイメージは全く違います。

イメージで妥協しない時の素材の選択肢を考
えた時、フローリング以外の素材もしっかり
検討されていかれるのも良いかと思います。

今回の大津の家の2階は28畳のリビングが
ワンルーム、
琵琶湖を望む大きな開口と勾配天井は板貼り、
壁は塗り壁。家具はフィン・ユールをはじめ
とした北欧の椅子だけを配置予定。
そんな琵琶湖を望むリビングの床材の質感と
色をどうしようかと思案して、カーペットに
落ち着きそうです。

もちろん ウール100%のものから選びま
す。実際にショールームで探してみてもウー
ル100%という条件で探すと種類が多くあ
りません。

海外のものも含めて検討しますが、予算との
兼ね合いで今回は多分、堀田カーペットさん
のものでいくことになりそうです。

ウールカーペットの良さをあらためて感じます。